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JAL夏期繁忙期、国際・国内で前年上回る旅客

国際線利用率88.5%、北米・アジア・ハワイ好調
日本航空(JAL)がまとめた夏期繁忙期(8月8~17日)のグループ実績は、国際線の旅客数が前年同期比10.5%増の23万1366人で、利用率が0.7ポイント上昇した88.5%となった。一方国内線の旅客数は5.9%増の118万4958人で、利用率が1.1ポイント上昇の89.5%。国際・国内線ともに旅客を伸ばした上で、利用率も向上しており、好調に推移した。
国際線は、提供座席数が9.6%増の26万1382席と前年を大きく上回る供給量だったが、旅客数が1割以上も伸びたため、利用率も前年を上回って9割に迫る数字となった。方面別では、北米、東南アジア、ハワイ路線を中心に前年を上回り、北米線の旅客数が19.8%増の5万2925人で利用率が85.9%となったほか、東南アジア線の旅客数が11%増の5万9678人で利用率87.1%、ハワイ・グアム線が14.4%増の2万5491人で利用率87%となった。
日別ピークは、日本発が9日で利用率97%、日本着が16日で96.8%となった。期間の前半に日本発の利用率が9割台で推移し、日本着では期間後半に9割台で推移した。ほかの日もおおむね8割台で推移し、期間を通じて前年を上回る利用率となった。
好調に推移した国内線、利用率89.5%に
JALグループ(JAL/JAIR/JAC/HAC/JTA/RAC)による国内線の提供座席数は4.7%増の132万4131席で前年よりも供給を増やしたが、それに伴って旅客も伸び、期間を通じて需要が供給を上回ったため、利用率が前年を上回る89.5%となった。
※写真=JALは国際・国内とも供給を伸ばして需要を獲得し、9割に迫る利用率になった