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茨城空港、国際線乗り入れ制限が撤廃

国際線の新路線・増便、訪日客誘致に弾み
航空自衛隊の百里基地と軍民共用の茨城空港について国土交通省は8月7日、国際線の乗り入れ制限を撤廃することで、国土交通省、防衛省、茨城県の3者で合意したことを発表した。8月7日から適用を開始した。
茨城県としては、国際線乗り入れ制限の撤廃を機に、さらなる国際線の誘致に乗り出す。県は「この制限の撤廃により、航空会社は希望する時間帯に茨城空港に乗り入れが可能となり、国際航空ネットワークのさらなる拡充や、利用者の大きな利便性向上につながることが期待できる」としており、更なるインバウンド需要の取り込みに向けた路線誘致や増便などを目指す構え。
百里基地は首都防空の最後の砦として、第7航空団、百里救難隊などの部隊が駐屯している。そうした関係もあって、茨城空港は国際線の乗り入れ時間帯、乗り入れ間隔、そして駐機できる時間を1時間以内とする制限が設けられていた。