英国防省・BAE、有人戦闘航空実証機設計コンセプト公開

　製造の3分２は終了、GCAP向け知見・技術蓄積

　BAEシステムズ、ロールス・ロイス、MBDA UKは7月16日（現地時間）、英国国防省と共同で、有人の戦闘航空飛行実証機（Combat Air Flying Demonstrator）の設計コンセプトを公開した。この実証機を開発して飛行実証することで、日英伊3カ国共同で開発を進めているグローバル航空戦闘プログラム（GCAP）に蓄積したデータ、知見を活用する。現在、すでに構造重量の3分の2が製造段階にあることを明かした。
　BAEシステムズによれば、この有人超音速実証機は、同種の機体としては英国で40年ぶりに開発される機体となる。英国ランカシャーにあるBAEシステムズの工場において、ロボット技術とデジタル製造・組立技術を駆使し、主翼、尾翼など主要構造が製造されているという。