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2025.07.03

ウイングトラベル

★モバイルバッテリー、荷物収納棚入れずに手元に

 航空局、発火事故多発受け取り扱い変更

 世界各地の空で飛行中に、旅客が機内に持ち込んだモバイルバッテリーの発火事故が多発するなか、国土交通省は7月8日からモバイルバッテリーを機内に持ち込む際には、オーバーヘッドビンに入れずに、常に状態が確認できる場所に置くよう取り扱いを変更する。協力要請事項として、日本の定期航空運送事業者の統一的な取組として、対策を強化することを決めた。
 国土交通省によれば、機内でのモバイルバッテリーの発煙・発火などを早期に発見し、対応を図ることにより客室安全の一層の向上を図るためだと説明した。
 リチウムイオン電池は人々の生活にもはや欠かすことができない存在だ。スマートフォン、タブレット端末、さらにはゲームなど、さまざまな携帯用電子機器が普及しており、いつでもどこでも手軽に充電可能なモバイルバッテリーを持ち歩く人は増えている。

 

※画像=モバイルバッテリーの発火事故が国内外で相次ぐ。航空局がその取り扱いを変更した(提供:航空局)