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2025.07.01

WING

JAL、ラグビーチームとSAF利用促進企画開始

 JAL(日本航空)は7月1日、千葉県浦安市を拠点に活動するラグビーチーム「浦安D-Rocks」と共同で、持続可能な航空燃料(SAF)利用を促進する企画を始めると発表した。ファンが試合会場に持参した、SAFの原料となる廃食油をJALが回収することで、間接的に、チームが移動する際に排出される二酸化炭素(CO2)の削減につなげるもの。スポーツクラブがファン参加型のサステナビリティモデルを立ち上げ、CO2排出量削減に取り組むのは日本で初めてとなる。
 JALで消費したSAFにより創出されるCO2排出量削減の環境価値を証書化して、参画企業に提供する仕組み「JAL Corporate SAF Program(JCSP)」を活用する。浦安D-Rocksが強化合宿などで搭乗した、JALグループ国内線で排出されたCO2の量を可視化する。JALが購入したSAFから創出されたCO2削減量を環境価値として証書化し、浦安D-Rocksに提供することで、移動によるCO2排出量を相殺したとみなす。