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RR社、GCAP地上実証エンジンはサブシステム検証段階

実証エンジンで新技術統合試験、レビューは計画通り進行中
ロールス・ロイス防衛事業開発・将来プログラムエグゼクティブヴァイスプレジデントのアレックス・ジノ氏が取材に応じて、日英伊3カ国共同開発の「グローバル戦闘航空プログラム」(GCAP)搭載用エンジンの地上実証エンジンについて、「現在、サブシステムの試験を行っており、メインシステムとのインテグレーションを確認・検証中」であることを明らかにした。
これにより「この地上実証を通じて最終製品になった時にもリスクを最小限に抑えることができる」とコメント。地上実証を通じて、様々なリスクを事前に洗い出すとした。その上で「もともとの計画の予定通りレビューは進行している」ことを明らかにした。
地上実証エンジンの初回運転時期の見通しについては明らかにしなかったが、机上検討のみならず、既に素材などの発注も進んでいるとのこと。GCAP搭載エンジンの研究開発プログラムは着実に進んでいる様相だ。
※画像=ロールス・ロイスで防衛事業開発・将来プログラムを担当するエグゼクティブヴァイスプレジデントのアレックス・ジノ氏