太平洋の中国空母、「遼寧」は東シナ海へ

　合計1000回以上の発着艦、「山東」は計350回

　防衛省・自衛隊は6月20日、太平洋上で活動する中国海軍の空母「遼寧」および「山東」に関する17日以降の状況などを公表した。特に「遼寧」は20日、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦2隻（艦番号121・122）、レンハイ級ミサイル駆逐艦2隻（艦番101・104）、フユ級高速戦闘支援艦（艦番号901）の計６隻で沖縄本島と宮古島の間を北西方向へ通過し、東シナ海へ向けて引き返していった。「遼寧」は17日に約80回も艦載機を発着艦させ、18日には約30回、19日には約40回行った。5月からの一連の行動で見ると、トータルで約700回もの発着艦を行った。