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エアロネクスト、ドローン研究支援・共同開発で存在感

東レや東北大などと協働
エアロネクストが、ドローンの研究支援・共同開発を行うビジネスモデルで存在感を高めている。「ドローン開発全般についてサポートできる」(同社担当者)体制を整えており、企業やアカデミアなど幅広いパートナーとのあいだで、研究支援や共同開発を進めている。専門展示会「ジャパンドローン2025」にも出展し、参加者に協働を呼び掛けた。
東レと京都工芸繊維大学が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「先導研究プログラム」に採択されて実施した空飛ぶクルマの研究では、エアロネクストが飛行体の設計・作製およびデータ取得を担った。オリジナル機体風洞試験を行う際に、空飛ぶクルマの緊急時挙動を高精度に予測するシミュレーション技術を検証するため、エアロネクストは8枚のプロペラ2重反転構成のオクタクアッドコプターを独自開発。各プロペラの回転数を個別に取得可能なロガーや、GPSが使用できない風洞内の環境でも自己位置推定を行うビジョンセンサーも搭載した。これにより、風洞内でも自動制御による安定飛行を実現し、再現性の高い試験を可能にした。
※写真=エアロセンス支援のもと設計された機体
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