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2025.06.13

WING

インターステラ、大樹町新発射場の優先事業者に

 宇宙ベンチャーのインターステラテクノロジズは6月12日、商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」を有する北海道大樹町と、人工衛星打上げ用の新発射場「LC1」の優先事業者として基本合意書を締結したと発表した。インターステラテクノロジズは、大樹町で事業を開始して以来12年間、観測ロケット「MOMO」を含む計18回の打上げを実施している。稲川貴大社長は、「現在開発している小型人工衛星打上げロケット『ZERO』のLC1からの打上げを通じ、日本の宇宙輸送能力の維持・拡大に貢献する。HOSPOを核とした宇宙のまちづくりにより一層寄与していく」とコメントした。
 帯広市の南に位置する大樹町は、ロケットを打ち上げる東と南方向に海が広がる。広大な土地による発射場の拡張性の高さなど地理的優位性があることから、1985年から現在まで、航空宇宙産業の誘致を進めている。

※写真=ロケットイメージ画像(提供:インターステラテクノロジズ)