スペースウォーカー、福島県の地域復興事業に採択

　助成受けロケット開発加速

　再使用可能な有翼式小型ロケットの開発を目指す宇宙ベンチャーのSPACE WALKER（スペースウォーカー、東京都港区）は6月5日、福島県「地域復興実用化開発等促進事業費補助金」に採択されたと発表した。福島県が浜通り地域など15の市町村において産業復興の早期実現を図るため、地元企業または地元企業との連携による、地域振興に資する実用化開発の費用の一部を補助するもの。最大７億円の補助を受ける。
　獲得する資金は、2028年の目標に掲げる「小型衛星打上ミッション」で使用する、サブオービタルスペースプレーンのメタンエンジン開発事業に充てる。①エンジンの各構成品の製作・組立・試験②エンジンの組立・単体試験③推進薬供給系コンポーネントの製作・試験④エンジン・推進薬供給系のステージ燃焼試験‐の4つを柱に、取り組みを加速させる。

※写真＝ロケットの完成イメージ（提供：スペースウォーカー）