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2025.05.28

WING

尖閣諸島周辺に中国空母、艦載機発着で警戒

 その後太平洋へ、宮古島沖でも発着艦確認

 防衛省・自衛隊は、5月25日26日にかけてクズネツォフ級空母「遼寧」(艦番号16)をはじめとした中国艦艇が尖閣諸島周辺を航行したと発表した。このとき「遼寧」から、艦載戦闘機および艦載ヘリが約120回発着艦したのを確認しており、海上自衛隊による警戒監視・情報収集に加えて、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなど対応を行った
 中国艦艇は25日20時ごろ、「遼寧」のほか、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦(艦番号155)、ジャンカイII級フリゲート(艦番号599)、レンハイ級ミサイル駆逐艦(艦番号101)の計4隻が、久場島(沖縄県)北沖約240キロの海域を航行していることを確認した。
 その後27日、4隻は沖縄本島と宮古島の間を南東方向へ進み、太平洋へ向けて航行した。さらに同日、宮古島南東沖約190キロの海域で再度、「遼寧」の艦載戦闘機および艦載ヘリの発着艦を確認した。
 中国艦艇には海自第6護衛隊(横須賀)の護衛艦「たかなみ」、第12護衛隊(呉)の「うみぎり」、第5航空群(那覇)のP-3C哨戒機が警戒監視・情報収集を行った。また、艦載機の発着艦に対して空自の戦闘機を緊急発進させたとしている。