ウイングトラベル
★JBAA、25年度総会で引き続きBJイメージ向上へ

訪日影響で発着数2年連続最高、国内拡大課題に
日本ビジネス航空協会(JBAA)は5月21日に定時総会を行い、今年度取り組むべき事業計画をまとめた。協会ではビジネスジェット(BJ)の普及・利用拡大を推進するため、引き続き認知度を向上させるピーアール活動に力を入れる。とりわけ、BJを保有する企業のビジネスのため、さらに世界各国を飛び回るVIPの時間価値の向上のため、優れたツールであることを強調して国内の利用拡大を図る構えだ。
日本でのBJ利用はこれまで格段に増えており、発着数では24年度に2年連続となる前年度最高を更新した。好調な発着状況は今年度も続く見込みで、特に大阪・関西万博の開催によって訪日需要を中心に活性化しているところ。しかし、邦人の利用についてはそれほど大きく伸びていない。
総会後に行われた懇親会であいさつした伊藤裕会長は、訪日需要を中心に今年度も堅調なBJ事業が期待できるとしたものの、一方で「訪日需要に頼っている部分があり、国内の需要拡大の面では思ったような推進が図れていない」と説明。そのためBJのイメージや知名度の向上は「協会にとって大きな課題」だと位置付けて、BJ事業を伸ばすために力を入れて取り組むとした。
※写真1=JBAAの伊藤裕会長