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齋藤海幕長、海自3機種の航空機FDR未搭載

後継機含め検討、不明隊員捜索で延べ30人派遣
齋藤聡海上幕僚長は5月20日の会見で、海自航空機の中でもT-5練習機、TC-90練習機、LC-90連絡機の3機種にはいずれもフライト・データ・レコーダ―(FDR)を搭載しておらず、機内の状況を把握できる機器がボイスレコーダーのみであることを明かした。
これは航空自衛隊のT-4練習機の事故を受けて行った海自機のFDR搭載状況の説明。3機種のうちLC-90・TC-90とも、機体が古くなっているため、「今後、後継機について検討を進めたい」考えを示した。3機種ともボイスレコーダーを搭載しているため「最低限の状況は確保できる」ものの、FDRの搭載については、今後改めて検討していきたいとした。
※写真=海自のTC-90練習機(提供:海上自衛隊)
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