記事検索はこちらで→
2025.05.19

ウイングトラベル

★豪タスマニア州、日本市場へのアプローチ強化

 豪政府観光局と連携、食など切り口に

 

 オーストラリアのタスマニア州政府観光局のサラ・クラークCEOがオーストラリア政府観光局主催のトラベルトレードショー「ATE25」で日本メディアのインタビューに応え、日本市場へのアプローチを今後強化する姿勢を明らかにした。現在、日本には観光局の拠点がないため、オーストラリア政府観光局と連携しながら展開していく方針で、日本人に親しみのある「食」を切り口に訴求を進める。
 オーストラリア本土の南に位置する島であるタスマニア州の特徴について、クラーク氏は「手つかずの美しい自然環境で知られており、島の50%以上が国立公園や保護区域に指定されている。世界でも最も空気がきれいな場所のひとつとして知られている」と説明。同州を訪れる18%が国際市場からで、日本からは2024年9月までの1年間で5100人が訪問。「コロナ前の水準までにはまだ回復しておらず、より多くの日本人旅行者がタスマニアを体験する余地が十分にある」という。

 

※写真=左からタスマニア州政府観光局CEOサラ・クラーク氏、同チーフ・マーケティング・オフィサーのリンデン・クレアリー氏