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HAP、北海道7空港3月の旅客コロナ前超え
24年度では国際線ほぼ回復、貨物は5割程度
北海道エアポートは、運営する7空港(新千歳、稚内、釧路、函館、旭川、帯広、女満別)の3月の運用状況を発表した。国内線では合計の旅客数が前年同月比11%増の230万659人で、貨物量が11.41%増の1190万6033キロ。国際線では旅客数(新千歳、函館、旭川合計)が30.82%増の37万3477人、新千歳のみの貨物量が9.66%増の66万6720キロとなった。
旅客は国際・国内いずれも新型コロナ前の実績を上回って好調に推移した。貨物は、国内線でコロナ前より1割超減少し、国際線では約半減となった。
また24年度累計の実績では、国内線旅客が前年度比4.98%増の2617万5255人となった。国際線旅客では34.84%増の408万2380人になり、コロナ前とほぼ同程度まで回復した。貨物量では、国内線が17.08%増の1億6034万7735キロで、国際線が12.56%増の785万9540キロだった。貨物はいずれもコロナ前を割っており、特に国際線では6割以上も下回って、緩やかな回復となった。
■空港別3月の運用状況
・新千歳=国内旅客:186万2400人(前年同月比10.43%増)/国際旅客:35万6190人(33.87%増)、国内貨物:1112万623キロ(12.31%増)/国際貨物:66万6720キロ(9.66%増)、国内発着:1万1322便(3.52%増)/国際発着:1844便(39.8%増)
・稚内=国内旅客:8716人(9.55%増)、国内貨物:4846キロ(35.11%減)、国内発着:170便(0.6%減)
・釧路=国内旅客:5万9669人(7.79%増)、国内貨物:10万359キロ(7.19%減)、国内発着:749便(3.3%増)
・函館=国内旅客:14万8518人(22.86%増)/国際旅客:1万1623人(29.91%減)、国内貨物:26万9574キロ(6.99%減)、国内発着:1220便(4.5%増)/国際発着:70便(32.04%減)
・旭川=国内旅客:9万8594人(10.83%増)/国際旅客:5664人(99.44%増)、国内貨物:30万6317キロ(7.86%増)、国内発着:496便(2.1%増)/国際発着:54便(200%増)
・帯広=国内旅客:5万6447人(4.89%増)、国内貨物:4万1087キロ(12.01%減)、国内発着:424便(1.4%減)
・女満別=国内旅客:6万6315人(11.9%増)、国内貨物:6万3327キロ(28.5%増)、国内発着:758便(1.3%減)