★「Lifetime Achievement Award」にノミネート

グレートバリアリーフが個人以外で初受賞目指す

　ケアンズ観光局によると、ユネスコ世界自然遺産のグレートバリアリーフが国連環境計画（UNEP）の地球大賞における最高位の環境賞「Lifetime Achievement Award（生涯功績賞）」に個人以外で初めてノミネートされた。これに伴い、ケアンズ観光局は「Lifetime of Greatnessプロジェクト」を立ち上げ、グローバルな支援を呼びかけた。
　同賞は通常、環境保全に貢献した存命の個人に贈られるものだが、ケアンズ観光局は「世界最大の”個体”であるグレートバリアリーフこそが、最も大きな影響を与えた”個人”」との考えに基づき、前例のない受賞を目指している。
　4月22日の世界地球デーに発表されたこのノミネートは、グレートバリアリーフ海洋公園管理局のリーフ・ガーディアン協議会が主導し、先住民コミュニティ、海洋科学者、学生、観光事業者など多様な関係者の協力により実現した。
　リーフ・ガーディアン協議会のジェフ・ベインズ議長は「グレートバリアリーフは偉大なインスピレーションを与えるだけでなく、環境と訪れる人々の両方にも深い影響を与えている。国連環境計画の登録基準を満たしているグレートバリアリーフは、Lifetime Achievement Award（生涯功績賞）に最もふさわしい候補」と述べている。

※画像＝グレートバリアリーフが「Lifetime Achievement Award」にノミネート