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2018.03.29

ウイングトラベル

大阪府旅行業協会が総会、組合員数増加へ

京都、兵庫旅行業組合と共同仕入・造成・販売

 協同組合 大阪府旅行業協会(OATA)はこのほど、大阪市内のホテルで通常総会を開催し、2017年度事業報告、18年度事業計画を承認した。事業報告によると、会員数は新規入会が6社、脱退が3社で、17年度末で組合員数108社となり、前年の105社から3社増加した。契約協定機関2329社、年間取扱金額91億円、17年度決算額は組合員の貸倒償却費を処理したために、414万1000円の赤字計上となったことが報告された。
 18年度事業計画では、前年度の新規組合員の獲得努力により、組合員数の減少に歯止めが掛かったことから目標を5社増の110社とした。
 また、昨年に引続き日本三大祭りの一つ「天神祭船渡御御」の300人乗り貸し切り乗船券の販売実施が発表された。
 総会に引き続き合同懇親会が開催され、OATA会員、関係団体、航空会社、旅館、ホテルなど約380名が参加した。
 乾杯に先立ち、徳原昌株理事長は、OTOAを取り巻く環境はまだまだ厳しいが、昨年度は組織の活性化を行うとともに、組合員総出で獲得活動を行った結果、20年前から組合員の高齢化、倒産等による減少傾向に歯止めが掛かり、来年度も組合員獲得に努めることを強調した。
 また、「OATAは大阪だけのローカルだが、それを打ち破るため、昨年は京都旅行業協同組合と共同商品の仕入、造成、販売を行い、今年4月から兵庫旅行業協同組合も一緒になって3社共同仕入、販売を行い、スケールメリットの追求を図り、その結果、組合員の増収につながるように今後とも進めていく」と述べ、大阪、京都、兵庫の旅行業協同組合が一体化して、事業拡大していく方向性を示した。

 

※写真=協同組合 大阪府旅行業協会の懇親会で挨拶する徳原昌株理事長

 

※協同組合 大阪府旅行業協会の通常総会の様子