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2023.02.02

WING

航空10社の22年7~9月国内輸送人員2倍超へ

 旅客収入は2.3倍に、単価・イールドとも上昇

 国土交通省航空局はこのほど、2022年7~9月の特定本邦航空運送事業者10社(日本航空:JAL、全日本空輸:ANA、日本トランスオーシャン航空:JTA、スカイマーク:SKY、エアドゥ:ADO、ソラシドエア:SNJ、スターフライヤー:SFJ、ピーチ・アビエーション:APJ、ジェットスター・ジャパン:JJP、スプリング・ジャパン:SJO)による航空輸送サービス情報を公開し、この期間の輸送人員が前年同期比108.36%増の2256万5942人で、輸送人キロが111.46%増の220億3129万6千人キロと2倍以上に増えたことが分かった。運賃関連では、旅客収入が134.01%増の3233億3100万円になり、単価に相当する輸送人員当たりの旅客収入が12.31%増の1万4300円で、イールドに相当する輸送人キロ当たりでは10.66%増の14.7円と、コロナ禍から回復へ向かう中で運賃も上昇していることが分かった。
 また同期間の遅延率は前年同期よりも4.88ポイント上昇した9.02%で、おおむね前の便の遅延によって後続の便も遅延となる機材繰りによる遅延が各社多かった。欠航率は0.24ポイント上昇した2.28%となった。こちらは各社圧倒的に天候を理由とした欠航が多かった。