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2018.10.04

ウイングトラベル

ベトジェットエア、地方都市への就航に意欲

都内でセミナー開催、旅行会社との関係構築へ

 ベトジェットエア(VJC)は10月3日、都内で旅行会社を対象としたプロダクトセミナーを開催した。当日はベトナムの本社からグェン・ズン・ビン副コマーシャル・ディレクターが来日し、旅行会社に対して11月から関西、成田から順次運航を開始する日本路線の販売に対して協力を求めた。また、グェンディレクターは本紙の取材に対して「日本は国際線事業における重要市場の1つと位置づけている。今年11月からの新規参入でまだまだ未知数のところもあるが、中期的には日本・ベトナムともに就航都市を増やしていければよいと考えている」と意欲を見せた。
 ベトジェットエアは11月8日から関西−ハノイ線を就航するのを皮切りに、12月14日には関西−ホーチミン線を新規就航する。これに加えて来年1月11日からは成田−ハノイ線の就航も決定。矢継ぎ早に日本路線を拡充することとなった。いずれもデイリーで運航し、機材は230席仕様のエアバス321neo型機を使用予定だ。
 今回東京路線の開設が正式に決定したことを受け、初めて東京でプロダクトセミナーを実施することにした。
 グェンディレクターはセミナーで「日本とベトナム両国の都市を結ぶ新路線開拓とともに、両国国民の移動や旅行機会、文化交流、ビジネスチャンスの機会が増える可能性が十分にある。日本の旅行会社は市場の開拓における重要なパートナーであり、ビジネスを推進していく上で非常に重要な役割を担ってもらうことになる」と述べ、旅行会社との協力関係を強固にしていくことで市場拡大につなげていきたい考えを強調した。