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2022.07.19

ノースウエスト準州 感動的なオーロラを求めて、今こそ北の大地へ!

ノースウエスト準州イエローナイフでは高確率でオーロラを見ることができる(Photo:CTC/NWT Tourism)

澄み切った空気の下で全身を解放する、ポストコロナの旅

分散型旅行が求められる今、人も少なく大自然が広がるノースウエスト準州は、理想的な目的地といえる。 極北の澄み切った空気を深呼吸して、圧倒的なオーロラを眺め、身も心も解放する、そして他にないユニークな体験をする。今こそそんなストレスフリーな旅を提案したい。

 

場所も季節もお好み次第 壮大なオーロラを様々なスタイルで堪能

州都イエローナイフには、政府関連のビルやホテル、レストランも充実(Photo:Adams Pisani)

 

 

 

  ノースウエスト準州の州都イエローナイフは、 40年以上前、カナダでも最初にオーロラツアー が始まった場所だ。この街は、光が頻繁に出現す る「オーロラベルト」の真下に位置し、世界でも トップクラスの遭遇率を誇る。長年のオーロラツ アーの実績を持ち、またその経験を元にユニーク な鑑賞スタイルも登場。グループツアーから個人 旅行まで、様々な好みに合わせた楽しみ方ができ るオーロラパラダイスとして盛り上がっている。

 

冬でも暖かく快適に

設備の充実した観賞施設の利用

 グループツアーなどで人気が高いの が、専用施設を利用してのオーロラ ウォッチングだ。暖かく快適な室内で食 事などを楽しみながら光の出現を待てる のが特徴。例えば日本人旅行者に人気の 「オーロラビレッジ」の場合、町の明か りが届きづらい郊外の、湖畔にある広大 な敷地に大小のティーピー(先住民のテ ント)が建ち並び、夜、ここで待機する ことができる。エリア内にはダイニング ホールやギフトショップまで完備。また、 いくつかの高台を含むたくさんの鑑賞ス ポットも用意されている。氷のシャボン 玉、瞬時に凍るカップ麺など、ユニーク 分散型旅行が求められる今、人も少なく大自然が広がるノースウエスト準州は、理想的な目的地といえる。 極北の澄み切った空気を深呼吸して、圧倒的なオーロラを眺め、身も心も解放する、そして他にないユニークな体験をする。 今こそそんなストレスフリーな旅を提案したい。 感動的なオーロラを求めて、今こそ北の大地へ! 澄み切った空気の下で全身を解放する、ポストコロナの旅 な極寒実験も体験できるなど、オーロラ が出ていない時間も楽しめるよう工夫さ れているのもポイントだ。

ティーピ-が立ち並ぶオーロラビレッジ(photo:Adam Pisani)

 

満天の星と神秘的な光の下

犬ゾリで北の雪原を疾走

 これぞカナダ、というべき鑑賞方法が これ。夜、犬ゾリに乗って雪原を疾走。 人里離れたキャビンまで行き、ここで暖 をとりながらオーロラを待つという、ロ マンチックかつダイナミックなプログラ ムだ。オーロラはもちろん、犬ゾリ体験 も印象的。静寂に包まれた北の原野に聞 こえるのは、犬たちの息づかいと雪を踏 む足音のみ。見上げれば満天の星。運が 良ければその移動中にオーロラが出現す る事もある。ちなみに犬ゾリは、スノー シューやクロスカントリースキー、ス ノーモビルなどと共に、冬のイエローナ イフでの昼間のアクティビティとしても大人気だ。

昼のアクティビティとしても人気の犬ぞり(photo:Adam Pisani)

 

確実に見られる場所まで光を

追跡 オーロラハンティング

 オーロラが出るのを待つのではなく、 出ている場所に行って光を見よう、とい うアグレッシブなツアーが「オーロラハ ンティング」だ。夜、ガイドが運転する バンに乗り込み、オーロラを求めてドラ イブ。ガイドはオーロラ出現情報や雲が 切れているエリアなどをチェックし、よ り確率の高い場所へと案内してくれる。 鑑賞スポットは、冬の間だけ出現するア イスロードの上であったり、一面の雪原 であったりと、その日のオーオラ事情に よって異なる。待機する建物などはない が、より確実に壮大な光に遭遇できるの が魅力だ。

 

一晩中、好きなだけ夜空を眺められる

リモートロッジでの滞在

 大自然の中にぽつんと建つロッジに滞 在し、心ゆくまでオーロラを楽しむ。そ んな鑑賞スタイルも可能だ。夜になれば 自分の部屋からも空の様子を確認する事 ができ、またひとたび光が現れれば、部 屋からはもちろん、外に出て大地に寝そ べって空を見上げる事もできる。時間制 限がないので、その気になれば朝まで粘 ることも可能だ。イエローナイフ郊外に は、こうしたロッ ジがいくつかあ り、これらを利用 するツアーも出て いる。特にリピー ターや、じっくり と写真を撮りたい といった旅行者に 人気だ。

オーロ鑑賞ができるブラッチフォードレイク・ロッジ(Photo : J. F. Bergeron)

 

オーロラ爆発との遭遇も期待できる?

夏から秋にかけてのツアー

 真冬の厳寒の中で鑑賞するといったイ メージが強いオーロラだが、イエローナ イフは、夏~秋にかけても見事な光が堪 能できる場所としても知られている。 オーロラは、太陽風が地球の大気にぶつ かって起こる現象で、実際には季節とは 関係なく、地球の南北の一帯(オーロラ ベルト)付近で一年中発生している。つ まり空が暗く晴れていれば、夏でも光を 見る事ができるのだ。この点、夜の時間 帯が長くなり、また晴天率も高い8~10 月のイエローナイフは、かなり好条件の 下にある。  ちなみに、夜と昼の時間が同じとなる 春分の日と秋分の日前後には、オーロラ 発生のメカニズムが最も活発になるとい う研究や統計結果もあるという。夏から 秋にかけては、空一面を覆うような爆発 的なオーロラを見られるチャンスも高く なるというわけだ。この時期、寒さをさ ほど気にする必要はなく、また昼間には 極北地方の見事な秋景色も合せて楽しめ るというメリットもあり、まさにオーロ ラツアーの穴場シーズンと言えそうだ。

海に写る「逆さオーロラ」が見られるのも夏~秋(Photo :Yuichi Takasaka)

 

楽しみはオーロラ以外にも!

ノースウエスト準州ならではのユニークな体験

 

自然と共にある先住民族文化を体験

SDGsに向けての発見も

 現在、ノースウエスト準州の人口は約 41,000人だが、このうち半数以上を占め るのが、「ファーストネーション」、「メ ティス」(ファーストネーションとヨー ロッパ人の混血子孫)、「イヌイット」な どからなる先住民だ。いずれも、カナダ の建国のずっと前から、長い年月を経て 北の自然と共存してきた人々だ。  ノースウエスト準州では今、そんな彼 らの伝統や文化に触れる「先住民体験」が 興味深い旅の素材として、注目を浴びて いる。自然を敬い、身の周りにある植物 や魚、野生動物などを必要なだけ獲って 糧とし、得た物は最後まで使い切る、そ んな先住民のライフスタイルに、学ぶ事 は大きい。彼らと共に時間を過ごし、あ るいは伝統的フェスティバルなどに参加 楽しみはオーロラ以外にも!  ノースウエスト準州ならではのユニークな体験 して、その生活の知恵や価値観、食、音 楽や芸術などといった文化を体験する。 かなり新鮮で刺激的なひとときだ。  

 ノースウエスト準州にはいくつかの先 住民団体があり、それぞれに自治政府を 持つなどして、独自の文化を守りつつ、 同時に旅行者などに紹介するプログラム も実施している。また観光局でも関連す るウエブページや動画を作成するなどして 、広くPR活動を行っている。

ウエブサイト:https://spectacularnwt.com/what-to-do/indigenous-experiences

動画:  (753) What’s Your NWT Adventure? Indigenous Culture – YouTube
            (753) Indigenous Culture | Spectacular NWT – YouTube

伝統的な先住民族の文化体験(Photo: Pat Kane)

 

カリブーの群れを目の前で!

迫力の野生動物ウォッチング

 日本の約3倍もの面積をもつノースウエスト準州。その大自然の中には、人間よりも野生動物の数の方が圧倒的に多い。大型の動物だけでも、例えばグリズリーベア、ムース、オオカミ、マスコックス(ジャコウウシ)、バイソン、ポーラーベアなど、珍しい種類が多数棲息している。

動物ウォッチングを目的としたガイドツアーも充実している。中でも近年人気が高いのが、北の雪原を移動するカリブー(トナカイ)の群れに出会うツアーだ。これは、イエローナイフから北極圏にあるイヌビックまで飛行機で飛び、ここから車とスノーモビルを乗り継いで、約3000頭のカリブーが群れる原野に向かうもの。間近に見るその様子は迫力満点だ。写真愛好家にもぜひおすすめしたいツアーだ。

目の前に見るカリブーの群れには圧巻(Photo:Adam Pisani)

 

滋味あふれる美味しさ

究極のジビエ体験

  カナダ極北地方では、他の地域では食べることのできない独特のグルメ体験も待っている。例えばムース、カリブーなどのワイルドミートをはじめ、アークティックチャー(ホッキョクイワナ)、ハリバット(オヒョウ)など。これらを使った料理は、イエローナイフのレストランなどでも提供されているので、是非味わってみたい。このほか、アークティッククランベリーやクラウドベリーといった木の実を使った料理、先住民の人々が作るパンの「バノック」やドライフィッシュなども、ノースウエスト準州の味覚としておすすめしたい。

レストランでも北の味覚を(Photo:Dave Brosha)

 

 

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