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2018.09.27

WING

アリアン、ホライゾン3eなど2衛星の打上げ成功

100回目のアリアン5ロケット打上げに
 
 アリアンスペースは9月26日午前7時38分(日本時間)、100回目となるアリアン5ロケットを南米仏領ギアナの宇宙センターから打上げ、約42分の飛行後、搭載したホライゾン3eおよびアゼルスペース-2/インテルサット38両衛星を静止遷移軌道に投入することに成功した。
 ホライゾン3e衛星はスカパーJSATとインテルサットの合弁会社の静止通信衛星で、東経169度に静止して、主にアジア太平洋地域の航空機・船舶等の移動体通信に対応するもの。ボーイング製の同衛星では初めてHigh Throughput Satelliteシステムという隣り合うスポットビームが異なる周波数を用いることで有限な周波数資源を再利用でき、通信容量が10倍程度に増加する新しい方式が初めて採用されている。今後静止軌道に移行して機能確認後にボーイングからスカパーJSAT/インテルサットに引き渡される見込み。設計寿命は15年とされる。