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2020.09.16

ウイングトラベル

★東京商工リサーチ、コロナ破綻は全国で500件

 支援策で一旦減少も、売上立たず再び拡大へ

 東京商工リサーチによると、9月15日午前現在で、負債1000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破綻は累計500件に達した。直近で負債1000万円以上の倒産3件、2月からの累計で全国481件(倒産429件、弁護士一任・準備中52件)、これに負債1000万円未満のコロナ関連の小規模倒産が19件判明したことにより500件に到達した。
 月別では、6月に単月最多の103件発生し、その後、7月は80件、8月は67件と前月を下回ってきたが、9月は15日までに40件が発生し、給付金、助成金等で凌いできたが、再び破綻件数が増加している。
 とくに、資金力の乏しい小・零細企業を中心に、新型コロナの影響による倒産は再び勢いを増している。中でも、9月15日までに飲食業の破たんは70件、負債1000万円未満3件を加えると73件に達し、新型コロナの打撃を受けた飲食業の倒産は、2020年は過去最多を更新する速さで進行している。