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2020.09.16

ウイングトラベル

★IATA、ワクチン輸送力の深刻な制約に警鐘

 ワクチン承認後・配布向け事前準備を

 国際航空運送協会(IATA)は9月9日(ジュネーブ現地時間)、新型コロナウイルスのワクチン輸送において、深刻な輸送力不足が発生する恐れがあるとして、警鐘を鳴らした。その上で各国政府に対し、ワクチンが承認・配布することが可能となった際には、準備が完全に整っているようにすることを、各国政府・業界関係者が共に計画することを開始するよう促した。
 世界各地に未曾有の脅威をもたらした新型コロナウイルスは、依然として感染拡大を続けている。そうしたなか各地でワクチン開発が加速している。航空貨物はグローバルに確立した流通システムを通じて、医薬品管理を行なっており、平時にもワクチンを流通させる上で重要な役割を担っている。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、旅客便ネットワークがズタズタになっている現状、航空貨物輸送能力も大きく損傷している。