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2020.06.02

WING

6月からブルーインパルス4機編成で飛行

練成でエンジンを訓練機へ、21年には6機復活

 航空自衛隊第4航空団第11飛行隊、通称ブルーインパルスは6月から、通常6機編成のところ、当面4機編成として飛行を行う。パイロット練成を十分に行うため、訓練に用いるT-4へエンジンなど必要な部品を回す。同隊のT-4は一時的に数を減らすが、今後も定数は変わらず。2021年開催予定のオリンピック・パラリンピック大会までには6機編成へ戻す計画だ。
 ブルーインパルスのT-4を減らさざるを得ない状況は、2019年4月に発生したT-4エンジンの不具合と、オリンピック関連行事が遠因となった。T-4はエンジンの振動でタービンブレードを破損する不具合が発生し、振動を抑える部品の交換が必要になった。そのため、順次エンジン部品の交換を行ってきたところ。部品交換を進める中で、2020年のオリンピック関連行事を成功させる必要があった。ブルーインパルスへ優先的にエンジンを回し、12機の体制で関連行事に向けて臨んだ。
 結果としてオリンピック・パラリンピック東京大会は、・・・

 

※写真=ブルーインパルスのT-4は、パイロット練成に使用するため、一時的に4機編成となる