記事検索はこちらで→
2018.06.14

ウイングトラベル

米朝首脳会談開催でMICE開催地の強み際立つ

シンガポール政観、セミナーでアピール

 シンガポール政府観光局(STB)は6月13日、都内のホテルで旅行会社を対象とした「シンガポール・トラベルマート&セミナー」を開催した。当日はSTBから観光関連の最新情報が提供されたほか、シンガポール航空(SIA)から日本路線に関するプロダクトのアップデートが行われた。このほか、シンガポール現地からホテルやアトラクション関連企業など25社の関係者が参加し、活発な商談が行われた。
 冒頭、STBの柴田亮平日本支局長があいさつに立った。柴田局長はまず、前日の6月12日にシンガポールのセントーサ島で開催された米朝首脳会談について触れ「最高のセキュリティが求められる国際会議が滞りなく終了することができて、ひと安心した。そうしたハイレベルな国際会議を円滑に実現させることができるのもシンガポールの強みだ」と述べ、MICEデスティネーションとしての優位性をアピールした。

 日本人訪問客、1〜5月は前年比プラスで推移
 航空座席供給増やプロモ強化で通年でプラスを

 続いて、日本人訪問客数の足元の動向について触れ「2017年は1%台ではあるが、4年ぶりにプラスに転じることができた。これも旅行会社各社の協力のおかげであると思っており、感謝している。今年は1〜5月の速報値を見ると前年を上回るペースで推移している。さらにシンガポール航空グループが広島と沖縄からの直行便を新たに就航。また、札幌からの季節便の運航もあるなど、供給座席数が増えた。この夏の予約状況は若干弱含みではあるが、プロモーションを積極的に行っていき、昨年以上の数を求めていきたい」と強調した。

 

※写真=セミナー冒頭であいさつする、シンガポール政府観光局の柴田亮平日本支局長

 

※写真=旅行会社向けセミナーの模様

 

※写真=商談会には25社が参加した