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2026.02.25

WING

都内で空飛ぶクルマ運航想定した実証スタート

 SkyDriveが飛行実証、旅客施設の運用検証も

 空飛ぶクルマの離発着場(バーティポート)の開発に取り組む三菱地所と兼松、国産の空飛ぶクルマの機体開発に取り組むSkyDrive、そして東京都は2月24日、東京ビッグサイト東棟屋外臨時駐車場にバーティポートを設置し、空飛ぶクルマの運航を想定した実証実験を開始した。同日、SkyDriveが開発中の「SKYDRIVE」(SkyDrive式SD-05型)のデモフライトを披露した。同機はこれまでに大阪・関西万博などで飛行実証したことはあるが、東京都内で飛行したのは、今回が初めて。バーティポートを離陸した「SKYDRIVE」は、水面から13メートルの高度を飛行。海側へ向かって約150メートルの距離を飛び、再びバーティポートに着陸した。飛行時間は約3分30秒だった。
 東京ビッグサイトの臨時駐車場に設置したバーティポートは、「Vertiport Automation System」(VAS)機能を備えたもの。兼松が資本業務提携を締結した、英国のSkyports社が協力して設置した。VASは、空飛ぶクルマの離発着場の運用を自動化・最適化するシステムだ。バーティポート周辺の空域監視、スロットおよび充電設備の空き状況管理、旅客のチェックインや顧客管理を行うことができる。
 旅客ターミナルは、三菱地所と三菱地所設計が設計・開発したトレーラーハウス型の動産ターミナル。延床面積54平米(トレーラーハウス17.06平米×2基+デッキスペース約20平米)。YADOKARI社が施工した。ラウンジエリア、デッキエリアといった搭乗までの時間を過ごす施設のほか、保安検査エリアを設定。スポットや設備の空き状況、周辺空域の監視、チェックインなどの情報を一元的に管理するオペレーションルームも備えた。

※画像=都内で初めて飛行した国産の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」