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2026.01.28

WING

ボーイング25年通期業績、7年ぶりの純利益確保

 事業売却、民間機引き渡し増など奏功

 ボーイングが1月27日(現地時間)に発表した2025年第4四半期(10~12月)決算によると、売上高は前年同期比57%増加した239億4800万ドルと大きく伸ばした。営業利益は、前年同期の37億7000万ドルの損失計上から一転して87億7700万ドルの黒字を確保。純損益も82億2000万ドル(前年同期:純損失38億6100万ドル)の利益を計上した。
 この結果、2025年通期業績(1~12月)は売上高が34%増の894億6300万ドルと大幅な増収に。営業利益42億8100万ドル(同:営業損失107億700万ドル)となり、純損益ベースでも22億3800万ドル(同:118億2900万ドル)の黒字となった。ボーイングにとって実に7年ぶりの黒字着地であり、一部デジタル事業の売却益と民間航空機の納入数増加などが寄与したかたちだ。
 就任以降、ボーイングの再建に取り組んできたボーイングのケリー・オルトバーグ社長兼最高経営責任者(CEO)は「2025年は回復に向けて大きく前進し、今後の勢いを維持するための基盤を築くことに成功した年だった」と振り返った。
2025年にボーイングは、品質問題が懸念されたスピリット・エアロシステムズを再び傘下に収めて製造の立て直しを図る一方、デジタル・アビエーション・ソリューションズ事業の一部売却を進めるなど、経営再建を押し進めた。
オルトバーグCEOは「引き続き安定した事業運営の促進、各開発プログラムの完了、ステークホルダーとの信頼関係の再構築、そしてボーイングを誰もが認める象徴的な企業へと復活させていくことに注力したい」と話すなど、かつてのボーイングの輝きを取り戻す作業にまい進する考えを示した。

※この記事の概要
・民間航空機部門、依然として70億ドル超の赤字
 第4四半期損失縮小も営業損失6億ドル超
・防衛宇宙、営業損失は1億3千万ドルに改善
・グローバルサービス、営業利益135億ドル

 デジタル事業売却益96億ドルなど