WING
JAXA、小型実証衛星4号機のクリティカル運用終了
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月17日、ニュージーランドから打ち上げられた「小型実証衛星4号機(RAISE―4)」について、電源確保や地上との通信が正常に確認されたとして、クリティカル運用期間(ロケットから衛星分離後、衛星の電源系・通信系の正常動作を確認するまでの運用期間)を終了したと発表した。今後は約2カ月間をかけて、衛星全体の機能確認や搭載された各機器の動作確認を実施する予定だ。
同衛星は日本時間の14日12時9分、ニュージーランドのマヒア半島にあるロケット・ラボ社の第1発射施設から、同社のロケット「エレクトロン」により打ち上げられた。JAXAが衛星から受信したテレメトリ(機体状態データ)を解析した結果、運用の前提となる電力の確保および地上との通信が正常であることが裏付けられたという。
