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2025.12.12

WING

ボーイング、北東アジア市場の機体需要は1515機

 今後20年予測、広胴機需要が約50%弱と高い傾向

 ボーイング民間航空機部門マーケティング担当バイスプレジデントのダレン・ハルスト氏が12月10日、都内で記者会見に臨み、北東アジア(日本・韓国・台湾)地域における今後20年間(2025年~2044年)の旅客機の新造機需要について、1515機との予測を明らかにした。
 ハルスト氏は今後20年間の北東アジア地域について、「GDPは年1.1%成長し、旅客数も年2.4%増加する」との見通しを示し、GDP成長率を上回って旅客数が伸びていくと予測。なかでも北東アジア-東南アジア間の旅客数が顕著に拡大するとした。
 同地域の機体需要の特徴としては「需要の約50%弱が広胴機」と予測し、他地域が単通路機の需要が大きくなる傾向にあるなか、北東アジア地域では太平洋横断線などの旅客需要を取り込むべく、広胴機の引き合いが強くなるとの見通しを示した。

※この記事の概要
・貨物機市場、改修機含め130機(新造、改修機)
・崩れた需給バランスに航空会社は不満

 ボーイング、生産拡大加速で対応
・新単通路機開発、技術検討も現時点で「時期尚早」   など