小泉防衛大臣、米ヘグセス戦争長官と電話会談

　中国軍機によるレーダー照射事案で深刻な懸念を共有
 
　防衛省は12月12日、小泉防衛大臣が米国のヘグセス戦争長官と電話会談を行ったと発表した。会談では、12月6日の中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事案を含め、インド太平洋の厳しさを増す安全保障環境について意見交換した。
　小泉大臣は、日本周辺海空域での警戒監視を粛々と続け、不測の事態には冷静かつ毅然と対応する考えを示した。両閣僚は、中国の行動は地域の平和と安定に資するものではなく、緊張を高める行為に対して深刻な懸念を共有し、日米で緊密に連携していく方針を確認した。
　また小泉大臣は先島諸島訪問の結果や防衛力強化の進捗を説明。両者は日米同盟の抑止力・対処力を一層強化する取り組みを推進することで一致し、年明けの対面会談に向け調整を進めることを確認した。