空自C-2輸送機、米高等空輸戦術訓練に参加

　航空自衛隊は、米国高等空輸戦術訓練センターが主催する訓練に参加すると発表した。期間は12月5日から21日までで、C-2輸送機1機と航空支援集団の隊員26人を派遣している。訓練は、アメリカ合衆国ミズーリ州ローズ・クランズ空軍州兵基地、アリゾナ州リビー陸軍飛行場およびその周辺空域で実施される。
　主要な訓練項目は、敵の警戒を避けるための低高度航法訓練、地上の部隊へ物資を空から届ける物料投下訓練、そして脅威に遭遇した場合に機体を守る低高度回避機動訓練の3項目。最新鋭のC-2輸送機を用いて国際的な空輸戦術訓練に積極的に参加することで、有事における航空輸送能力の即応性と戦術遂行能力のさらなる強化を目指す。