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三菱重工業、誘導機器生産拡大で小牧北に新建屋建設
組織横断チーム設置やDXで効率化
日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、スタンド・オフ・ミサイルなど、誘導機器関係の調達数量が伸びている。本紙の取材に応じた三菱重工業の防衛宇宙セグメントの世良義宏技師長(シニアフェロー)は「我々からすれば、過去には見られない生産数量となっている」と前置きしつつ、現在、誘導機器の拠点である小牧北工場内に、新たな工場建屋の建設を進めていることを明かした。
既に「新工場の建屋は、概ね建設が完了している」とのこと。ただ、稼働に至るまでにはもうしばらく時を要する見通しだ。この工場が稼働することによって、どのくらい生産数量を拡大することができるかなどの点については、言及を避けた。
※画像=安全保障環境が厳しさを増すなか誘導弾関係の引き合いが強い。三菱重工業は生産量を拡大する。画像は防衛省のスタンド・オフ防衛構想(出典:防衛省資料)
※この記事の概要
・GCAP、小牧南に新棟整備 など
