WING
米海軍、コンステレーション級フリゲート計画中止に
米海軍トップのジョン・C・フェラン長官は11月26日(現地時間)、コンステレーション級ミサイル・フリゲート艦(以下、コンステレーション級フリゲート)の開発計画を、中止することを表明した。
フェラン長官は「私が就任初日から言ってきたことだが、即応態勢や勝利への能力強化につながらないのであれば、一ドルたりとも支出することはない」ことを強調。「この約束を守るため、艦隊の建造と配備方法を見直し、産業界と協力して戦闘における優位性を確保する。まずはコンステレーション級フリゲート艦計画からの戦略的転換を図る」と述べた。
コンステレーション級フリゲートは、イタリア海軍のカルロ・ベルガミーニ級を原型としたシンプル設計となった。開発当初、既存艦艇の発展型であって、それほどハードルが高くないと予想されていたものの、米海軍要求仕様に合致させることに難航。新型コロナパンデミックの発生などもあって計画が遅れ、ついに計画自体が中止に追い込まれた。
※画像=コンステレーション級フリゲートの開発が中止(提供:米海軍)
