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天地人、「宇宙水道局」に「管路絞込み機能」実装
宇宙航空研究開発機構(JAXA)発宇宙ベンチャー、天地人は11月14日、衛星データを活用した水道デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューション「宇宙水道局」に、新たに「管路絞込み機能」を実装したと発表した。水道事業体が行う漏水調査や管路更新の計画策定を、より迅速かつ的確に行えるよう支援する。
これまで、水道管の漏水リスク診断結果と、管の用途や材質などの属性を組み合わせて、調査対象を特定する作業には手間がかかり、計画策定の遅延につながる課題があった。
新機能では、漏水リスク診断結果と、管の用途や材質、口径、敷設年度の5つの条件を組み合わせて絞り込むことが可能になる。従来難しかった「どのような属性の管でリスクが高いか」の現状把握が容易となり、限られた予算のなかで優先度が高いエリアを効率的に選定できるようになる。
宇宙水道局は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援するサービス。約100m四方のメッシュ単位で漏水リスクを5段階で診断することや、地域特性に応じた水道管の管路の更新計画策定を支援する機能を持つ。
※写真=「宇宙水道局」に「管路絞込み機能」実装(提供:天地人)
