住友ベークライト、高機能フェノール樹脂ブランド名「AQNOA」に

　航空宇宙や半導体など適用検討進む、将来は年50億円販売

　住友ベークライトは10月16日、同社が開発した超低モノマー水溶性フェノール樹脂のブランド名を、「AQNOA」に決定したことを発表した。
　「AQNOA」は独自技術により、製品中のフェノールとホルムアルデヒドの残存モノマー量を0.1％未満まで低減。さらに、高い水溶性を世界で初めて両立させたフェノール樹脂だ。低臭気でありかつ低VOCとのことで、従来品と比較して作業者や作業環境の安全性を向上することができる。さらに、法規制上も化学物質排出把握管理促進法（PRTR法）の対象外であり、毒劇物や特定化学物質にも該当しない。

※画像＝超低モノマー水溶性フェノール樹脂のブランド名を「AQNOA」に（提供：住友ベークライト）