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2025.10.14

ウイングトラベル

★インハウスはデータベースの構築に商機あり

 NSK旅行業セミナー、元インハウス社長が講演

 

 日本システム開発(NSK)主催の「旅行業セミナー」が開催された。今年は「~変わりゆく旅行会社~ 元インハウス旅行会社社長が語る 人が動くビジネスに商機あり」と題し、元双日ツーリスト代表取締役社長で、以前は双日で航空関連事業に携わった栗林顕氏が講演した。栗林氏は、「インハウス旅行会社だから持てる情報をデータベース化することが今後求められる」と指摘。独自のデータを付加価値として高めることで、新たな商機を見出す重要性を強調した。
 インハウス旅行会社が取り巻く状況について、栗林氏は「ウェブ会議の増加や不要不急の出張見合わせ、航空券の高騰などの影響で、コロナ後も業務渡航の回復は遅れており、この流れは今後も続く」と指摘。「航空券の高騰により収益は悪くない状況ではあるが、今のやり方で利益を求めるのは今後厳しくなるだろう」との見通しを示した。

 

※写真=NSK旅行業セミナーで講演を行った栗林顕氏