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特殊作戦団新編、特殊作戦群と中央即応連隊一つに

中谷大臣、ゲリラ対処で専門性と機動性を両立
防衛省の中谷元大臣は10月10日の閣議後会見で、陸上自衛隊の特殊作戦群(SFGp)と中央即応連隊(CRR)を一体的に運用する新編組織「特殊作戦団(仮称)」を2026年度に設置する方針を明らかにした。狙いは、ゲリラや特殊部隊などの非対称的な脅威に対する対処能力を高めることで、専門性を持つ少数精鋭ユニットと機動支援部隊を柔軟に組み合わせて、迅速かつ効率的な初動対応を可能にする。
新編する特殊作戦団は、約400人の特殊作戦群と、約800人の中央即応連隊を中核とし、司令部要員を含め総員約1200人の規模になる。団長は陸将補を予定しており、本部を習志野駐屯地に置く方向で準備を進めているという。