2018.04.17

WING

せとうちSEAPLANES、フロート・胴体結合部を折損

運輸安全委、事故認定で調査官派遣

 せとうちSEAPLANESの水陸両用機クエスト式Kodiak100型(JA02TG)が4月15日、着水時に異音が発生したため、岡南飛行場に緊急着陸した。その後の調べで機体は、フロートと胴体を結合する支柱が折れていたほか、胴体を損傷した。
 事故を起こした機体は4月15日11時45分、尾道市浦崎町境が浜沖を離水し、訓練飛行中、着水時に異音が発生したため航空交通管制上の優先権を要請して、目的地を岡南飛行場に変更し、12時37分同飛行場に着陸した。乗員は2名が搭乗していたが、この事故で死傷者は発生していない。
 せとうちSEAPLANESは、日本では半世紀ぶりとなる水陸両用機を使用した航空運送事業を2016年8月10日にスタート。広島県のオノミチフローティングポート(尾道市浦崎町)をベースとしており、広島空港に専用ラウンジを開設するなど、事業を展開。昨年8月には開業1周年を迎えていた。同社は米国の小型機メーカー「クエスト・エアクラフト」を完全子会社にしており、同社が製造する「コディアック」の販売も手がけている。
 ただ、昨年3月24日には、大分県別府市沖で離水滑走中にバウンドし、接水時に機体を損傷する事故を発生。その後の調査で運輸安全委員会は、同機が離水滑走中にバウンドしたことについては、機長が風浪とうねりのある海域でうねりを横切る形で離水滑走を行ったため、機首の上下運動が発生し、加速とともにその振幅が大きくなったものと考えられると報告している。

 

※写真=事故を起こした機体と同型機のせとうちSEAPLANES機(提供:せとうちSEAPLANES)