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2019.02.01

ウイングトラベル

2018年の訪台日本人客数、過去最高197万人

台湾観光協会の鄭所長、今年200万人に再挑戦

 台湾観光協会によると、2018年(1〜12月)に日本から台湾を訪れた訪台日本人旅行者数は、前年比3.7%増の196万9151人と、過去最高に達したことがわかった。目標の200万人にはわずかに届かなかったが、西日本豪雨や台風21号による西日本エリアからの出国者減少という逆風もあった中で秋以降は回復し、力強さを見せた。台湾観光協会の鄭憶萍東京事務所所長は、「関係者の協力のおかげで、2018年は過去最高の約197万人を達成できた。今年は200万人という目標に、3回目の再チャレンジをする」と述べ、新規航空路線の就航や増便も追い風に、日台交流をさらに拡大していきたいと意欲を示した。
 1月31日に開かれた日台観光促進協会の新春懇親会で挨拶し、弊紙取材に応じた。
 鄭所長は、2018年の訪台日本人旅行者数が過去最高を更新できた要因として、良好な日台関係や、航空キャパシティの増加を挙げた。航空キャパシティの増加については、台湾からの訪日旅行需要の増加に伴い新たな地方路線が就航するなど、座席供給量が増えたことが大きかった。

 

 19年は新規路線続々、東北の路線拡充顕著
 地方交流促進へ、リピーターに中部や南部PR

 

 2019年の目標については、「200万人への3回目の再チャレンジ」を掲げ、「今年はさらに新規路線が増える。台湾にもっと気軽に行ける環境が整う」として、200万人目標の達成に向けて様々な取り組みを進めたいと意欲を示した。
 鄭所長は、「初めて台湾を訪れるファーストタイマーは、台北や新北市の九フンなどがメインだと思うが、リピーターには台湾の中部や南部まで足を伸ばしてもらえるように頑張る。日本同様、地方には人情味があり、その良さを知ってもらいたい」として、多面的な台湾の魅力を紹介し、地方観光を促進したいと意欲を示した。

 

※写真=台湾観光協会の鄭憶萍東京事務所所長