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2018.12.19

WING

AH部隊の縮小、配備の見直しを実施へ

大綱では編成・装備の見直しを盛り込む

 

 新防衛大綱および中期防衛力整備計画で、陸自戦闘ヘリコプター部隊の再編、装備の見直しが盛り込まれた。陸上自衛隊は現在、5個方面隊それぞれに「対戦車ヘリコプター隊」を1個隊ずつ配置しているが、一部は廃止したり、所属を方面隊から陸上総隊に変更したりするなどの改編が検討されるとみられる。装備(機種)については、「航空火力」の確保を効率化・合理化するということなので、AH-1ZやAH-64Eのような完成機の少数輸入や、UH-60JAの武装強化型のような既存機の能力向上などで機能を確保することも考えられる。新規開発は共同開発であっても難しいのではないかと見られる。大規模機甲部隊の上陸に備えるような「対戦車ヘリコプター隊」はなくなり、一律に5個方面隊に分散配備することはなくなるということだろう。

 

※写真=減少していくAH-1Sの後継をどう考えるかの方向性が明らかにされた(提供:陸上自衛隊)