2018.10.11

WING

第16回「国民の自衛官」9名、1部隊が受賞

災害派遣や監視、試験など各分野での活動評価

 第16回「国民の自衛官」表彰式が10月10日開催され、9名、1部隊が受賞した。今回も災害派遣の人命救助を始め、北朝鮮の「瀬取り」確認、X-2飛行試験など各分野での活動や、募集広報など国民との接点からの受賞があった。部隊表彰は青森県小川原湖に米軍機が燃料タンクを投棄した事故の回収、除去に当たった海上自衛隊大湊水中処分隊が受賞した。
 式典には彬子女王殿下が臨席、原田憲治防衛副大臣が挨拶を述べた。
 この「国民の自衛官」表彰は民間で随一の表彰制度で、フジサンケイグループが主催し、防衛省が協力、防衛装備工業会、防衛懇話会などが協賛し、航空新聞社も特別協賛している。また、海上自衛隊東京音楽隊が祝賀演奏を行った。
 今回の受賞者は次の方々となっている。受賞理由も簡単にまとめた。この内、航空関連の方々は後で詳しく紹介する。受賞者は産経新聞社社長より賞状が送られ、配偶者にも記念品が送られた。
第16回国民の自衛官 受賞者
《陸上自衛隊》
▼第4飛行隊 安田利則1等陸尉
 UH-1操縦、九州北部豪雨など28回の災害派遣に従事
▼第101不発弾処理隊 内田輝彦2等陸尉
 21年間1700回以上の不発弾処理
▼宮崎地方協力本部 坂元成止(なりし)陸曹長
 募集広報18年、629名を入隊させる
▼第32普通科連隊本部管理中隊 池内洋子2等陸曹
 交通事故心肺停止者に救急措置、蘇生
《海上自衛隊》
▼第1航空群第1航空隊第12飛行隊 吉留章友(よしどめあきとも)2等海佐
 P-3C機長。本年1月東シナ海で最初の「瀬取り」を確認、写真撮影
▼大湊水中処分隊
 米軍機燃料タンクの回収と油の除去を実施
▼第15護衛隊護衛艦「はまぎり」 榎田喜文1等海曹
 27年間潜水作業従事。爆発物除去、後輩指導も
▼呉造修補給所 森秀樹防衛事務官
 警備犬の救助犬としての訓練を実施、広島豪雨災害など不明者捜索に従事
《航空自衛隊》
▼航空戦術教導団司令部研究部 坂本大助2等空佐
 試験操縦士、X-2飛行試験隊長。自らも搭乗し性能確認
▼第1輸送航空隊 古田豊幸准空尉
 C-130空中輸送員としてカンボジア以降多くの海外派遣国際援助飛行任務に参加。銃剣道指導者としても活躍

 

※写真=第16回国民の自衛官表彰式でおことばを述べられる彬子女王

※写真=上から順に陸海空で並ぶ受章者たち。陸上自衛隊は左から第4飛行隊の安田利則1等陸尉、第101不発弾処理隊の内田輝彦2等陸尉、宮崎地方協力本部の坂元成止陸曹長、第32普通科連隊本部管理中隊の池内洋子2等陸曹が選ばれた。海上自衛隊では、第1航空群第1航空隊第12飛行隊の吉留章友2等海佐、大湊水中処分隊、第15護衛隊護衛艦「はまぎり」の榎田喜文1等海曹、呉造修補給所の森秀樹防衛事務官が選出。航空自衛隊からは、航空戦術教導団司令部研究部の坂本大助2等空佐、第1輸送航空隊の古田豊幸准空尉が選ばれた