記事検索はこちらで→
2018.10.03

WING

ロッキードと米国防省がF-35第11次契約合意

F-35Aの単価9000万ドル割り過去最低額に
 
 米国防省とロッキード・マーティンはこのほど、F-35戦闘機の第11次契約(LRIP11)として141機の製造を115億ドルで合意した。この契約で通常離着陸型のF-35Aの単価は機体、エンジン、フィー込みで8920万ドルと、第10次契約(LRIP10)の単価9430万ドルに比べ5.4%低減した。
 同様に短距離離陸・垂直着陸型のF-35BもLRIP11では1億1550万ドルと、LRIP10の単価1億2240万ドルに比べ5.7%低減した。艦載型のF-35Cについても単価は1億2120万ドルと、LRIP10契約の1億7700万ドルに比べ11.1%低減している。
 LRIP11契約の141機の内訳は、米軍向けが91機、国際共同開発パートナー国向けが28機、日本を含むFMS(有償軍事援助)国向けが22機で、2019年より納入が開始される予定。
 米国防省のF-35計画管理官のマット・ウインター海軍中将は、「コストを低減し続けることがプログラムの成功にとって最も死活的だ。戦士と納税者に対して最善の価格で取得するという我々のコミットメントを果たし続けていく」と述べている。