2021.03.29

WING

第38代陸上幕僚長に吉田圭秀陸将が着任

陸上防衛力のイノベーションを重点的に推進

 防衛省・陸上自衛隊は3月26日、前陸上総隊司令官の吉田圭秀陸将の陸上幕僚長着任式を執り行った。第38代陸上幕僚長に就いた吉田陸将は東京大学を卒業後、陸上自衛隊に入隊した方で、約31年振りに防衛大学校出身者ではなく、一般大学出身者の陸上幕僚長となった。
 陸上幕僚長の地位は、創設から長らく旧陸軍出身者や一般大学出身者が就いてきたものの、防衛大学校を卒業した防大1期生の志摩篤元陸幕長が1990年に第22代陸幕長に就いて以降は長らく防衛大学校出身者が占めてきた。
 吉田陸幕長は着任の辞で、「本日岸防衛大臣より第38代陸上幕僚長を拝命した。敬愛する湯浅陸将の後を受けて、陸上幕僚長という大任を仰せつかり、その責務の重大性に身が引き締まる思いである」と述べた。その上で、「現在の国際社会の主要な脅威や不安定要素には3つの階層がある」とし、「1つ目は大国間競争であり、米中の戦略的競争関係が最大の焦点となっている。2つ目は不拡散体制への挑戦であり、・・・

 

※写真=第38代陸上幕僚長に就いた吉田圭秀陸将。着任の辞では自身の戦略環境認識を説明し、陸上防衛力のイノベーションを重点的に推進すると述べた

※写真=陸上幕僚長として初めての栄誉礼・巡閲を行う吉田陸幕長