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2021.02.01

WING

米宇宙軍、独自の階級名称を公表

階級章はデザイン最終決定まで空軍用を着用  米宇宙軍は1月29日(米ワシントン現地時間)、宇宙軍隊員(ガーディアン)が着用する独自の階級名称を発表するとともに、2月1日より宇宙軍全体で使用を開始すると発表した。宇宙軍の階級名称は、海軍式の階級制度導入を巡って議会がもめたため、恒久的な階級制度が決まるまでの間は暫定的に空軍式の階級制度を導入していたところ。  なお、宇宙軍独自の階級章デザインはまだ最終決定していないため、宇宙軍隊員は空軍の階級章を着用することになる。  宇宙軍の階級は、下士官および兵がE1からE9までの10段階、士官がO1からO10までの10段階となった。自衛隊で言うと士にあたる階級はスペシャリスト(Specialist、略表記:Spc)となっており、E1のスペシャリスト1からE4のスペシャリスト4までの4段階になる。また、自衛隊で言うと曹にあたる階級は軍曹(Sergeant)となっており、E5の軍曹(Sgt、慣例表記:3等軍曹)、E6の技術軍曹(TSgt、慣例表記:2等軍曹)、E7の上級軍曹(MSgt、慣例表記:1等軍曹)、E8の曹長(SMSgt)、E9の上級曹長(CMSgt)、E9の宇宙軍最先任上級曹長(CMSSF)となっている。  士官の方は、「Captain」をO3の大尉に充てるなど概ね空軍式で、O1の少尉(2d Lt)、O2の中尉(1st Lt)、O3の大尉(Capt)、O4の少佐(Maj)、O5の中佐(Lt Col)、O6の大佐(Col)、O7の准将(Brig Gen)、O8の少将(Maj Gen)、O9の中将(Lt Gen)、O10の大将(Gen)となっている。

 

※写真=宇宙軍は独自の階級制度を2月から使用開始した(提供:米宇宙軍)