2021.01.14

WING

3月末までに定期便3億5000万席削減か

OAG予測、今年1月の座席供給量は前年比47%減

 フライトデータサービスなどの情報を提供する英国のOAGのジョン・グラント氏は、「3月末までに市場環境の改善がほとんど期待することができない」との見方を示しつつ、3月末までの間に、「世界の航空会社は定期便の座席供給数を約3億5000万席以上削減する見通しにある」との予測を明らかにした。
 グラント氏は「昨年一年間で、航空会社の座席供給量は、通常の週の水準の4分の3近くにまで回復したこともあった」と振り返りつつ、「一歩前進するごとに、2〜3歩後退しているように見える」と話し、航空会社が直面している惨状を嘆いた。
 世界各地で新型コロナウイルス感染の拡大が進み、さらには複数の変異株が出現したことで各国政府は出入国規制措置など水際対策の強化に乗り出している。そうしたなか世界の航空会社各社は座席供給量を絞る動きが加速している様相で、大幅な座席供給量削減の流れに歯止めがかからない状態が続くことになりそうだ。
 グラント氏は「今年1月は現段階で昨年の座席供給量を約47%下回って推移している」ことに触れ、とくに欧州では「1週間で生産能力(座席供給量)の4分の1が失われるなど、大惨事となっている」ことを明かした。欧州では昨年1月に運航されていた座席供給量に比べて今年1月は現時点でわずか25%強の水準に留まっているという。
 「欧州では1週間で約150万席削減されたことは驚異的であり、とくに東欧から58万席分の座席が消えたことで、今後数ヵ月間の見通しへの期待は厳しいものとなっている」とコメントした。
 また「世界17地域のうち・・・・・・・・・・・・・。

※画像=3月末までに世界の航空会社で定期便の座席が3億5000万席分削減される可能性をOAGが指摘した(提供:OAG)