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2020.08.31

ウイングトラベル

★HTJ、ハワイ観光再開へ目標決めて取り組む

 2週間のロックダウンで感染の封じ込め図る

 ハワイ州観光局(HTJ)のミツエ・ヴァーレイ日本支局長は、8月27日に開催されたメディア向けのオンライン・ミーティングで、10月からの観光再開について、「11月、12月となる可能性もあるが、それを心配していたら先には進まない」と述べ、12月13日開催予定のホノルルマラソンについて、「トンネルの先の第一の光がホノルルマラソン。ホノルルマラソン協会がスタート時間に差をつけ、ソーシャルディスタンスを守り、人数を制限し、オペレーションも変えて実施、JALもサポートするという中で、業界に目標があることは観光局としてもありがたいのでサポートしたい」と述べた。
 また、「その次の大きなイベントは来年3月開催のホノルルフェスティバルで、12月のイベント開催が難しくなっても、次のゴールを決めて業界一丸となって前向きに取り組んでいきたい」と旅行業界とともにハワイ観光の再開をめざすことを強調した。
 ヴァーレイ支局長は、「2週間ロックダウンしてPCR検査を受け、コロナを封じ込めようという気持ちで一杯。ホノルルマラソンの開催の可能性は半々だと思うが、開催を100%にするためにロビー活動し、ハワイ側でできる限りの準備をして、それでもダメだったら次へいくぞと頑張り続けたい」と決意表明した。

 

 ハワイ、レスポンシブル・ツーリズム推進
 環境社会に意識の高い旅行者にフォーカス

 また、今後の海外旅行者の受け入れ戦略について、「社会的意識が高く、ハワイそのものを意識してくれる旅行者、将来的な可能性の高い『エシカル』な若者など、意識や志向、ライフスタイルでターゲットを絞り込んでいく」ことをあらためて強調した。

 

※写真=ハワイ州観光局ミツエ・ヴァーレイ日本支局長