2020.06.30

ウイングトラベル

★JTB山北新社長、ツーリズムのデジタル化推進

 地球を舞台にソリューションビジネスを展開

 JTBは本日6月30日の定時株主総会、取締役会を経て、代表取締役社長執行役員に山北栄二郎氏が正式に就任する。山北氏は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によるかつてない経営環境の中での船出となるが、この逆境下でJTBの進むべき方向性について、「ツーリズムのデジタルプラットフォームを完成させる」方針を示した。すべての分野にわたり、デジタルプラットフォームを構築し、効率化を図り、地球を舞台に、グローバルにソリューションビジネスを展開する。一方で、課題は多様化する個人旅行への対応と、従来システムを含む重層的な経費構造を指摘した。山北新社長にインタビューし、JTBの経営戦略、旅行需要見通しなどについて聞いてみた。

 

■新社長としての経営方針をお聞きしたい。
 地球を舞台に「新」交流時代を切り拓くことをめざす。新型コロナウイルスは、人々の世界観、行動心理に大きな影響を及ぼし、ニューノーマルでは安全衛生への関心が高まり、デジタルを活用した情報収集、予約、コミュニケーションがさらに加速していく。そうした変化を敏感に感じ取り、人財の力を最大の強みに、デジタルを基盤とした人間中心の社会の中核を担う企業グループとして、新しい交流を創造し、持続可能な社会への貢献を果たしていく。
 次に、お客様の「実感価値」を徹底的に追求したソリューションを強化する。JTBグループがツーリズムを牽引する長い歴史の中で培ってきた強みや地球規模でのステークホルダーの広がりを基盤に、法人、個人のお客様に「価値」と実感していただき、それぞれの活動の目的達成のためのお手伝いができるソリューションを徹底的に研ぎ澄まし、成長分野に経営資源を集中する。
 そして、デジタル基盤の上にヒューマンの価値を載せる。リアルとデジタル両面での接点を大切にし、先進的なデジタル基盤の上に人の温かみを組み合わせたサービス提供を行うことで、人でなければなし得ないJTBならではの「実感価値」を実現したい。

 

 資金調達1400億円、変動費・管理費など削減
 フル装備店舗をデジタル化して軽量化
 システムも軽量化、柔軟性のあるサービス提供
 シート・イン・コーチを国内、世界で展開
 国内旅行、年内に回復予想、沖縄など引き合い
 海外旅行、一定回復も本格化は来年3、4月か
 コロナ禍で海外とオンラインセミナーなど開催
 法人企業にバーチャルイベントを開催を提案

※写真=JTB山北栄二郎代表取締役社長執行役員