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2020.06.26

ウイングトラベル

★訪日プロモ再始動へ国内観光の基礎体力回復が条件

 JNTO、新型コロナの情勢推移見極め適切に対応

 日本政府観光局(JNTO)は訪日プロモーションの再開について、国内の観光市場の回復やインバウンド受入機運を見極めたうえで、東アジアから東南アジア、そして欧米豪地域へ順次再開していく流れを想定していることを明らかにした。また、プロモーション手法に関しては、安心・安全の情報発信や訪日観光のイメージを訴求する純広告から段階的に進めていく考えだ。
 6月24日に開催した定例プレス会見でJNTOの金子正志理事は「適切なインバウンドの復活を実現するためには関係者の理解と協力が不可欠」としたうえで、プロモーション再開に向けては「国内観光の基礎体力改善が最優先。そしてインバウンドに対する受入機運の醸成や国内世論の動向を見極めていく必要がある」と指摘。そうした中で「他国の動きに左右されず情勢の推移に応じた適切な対応を図っていきたい」という考えを示した。
 

 

 東アジア〜東南アジア〜欧米豪へのプロモ再開を想定
 安全・安心情報の発信から優先的に展開
 国内観光地に混雑対策や環境配慮対応を提案
 Withコロナ期のMICE支援に対する情報発信展開

 
※写真=今後の訪日プロモ再開への道筋について説明する日本政府観光局(JNTO)の金子正志理事
http://jwing.net/t-daily/pict2020/2006/0625jnto_kaneko-w.jpg

 

※写真=JNTOは5月に本部を東京・四谷の「コモレ四谷」に移転。新オフィスで訪日プロモ再開への準備を進める