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2020.06.05

ウイングトラベル

★MSCクルーズ、全船運航停止7月末まで延長

 21年夏スケジュールで完全再開目指す

 MSCクルーズは新型コロナウイルスの影響で実施している全クルーズ船の運航停止期間を7月31日まで延長すると発表した。それ以後については各国や国際保健機関からのガイドラインに基づき、地域ごとに再運航時期を判断するとした。さらに同社は「2021年夏期までに段階的に運航再開する」としたうえで21年夏スケジュールのクルーズ計画を発表した。
 同社のジャンニ・オノラートCEOはクルーズ船の欠航期間を延長すると同時に「近日中に安全・安心への新たな取り組みを発表する」と表明。クルーズ船運航再開に向けた指針を構築することを明らかにした。
 その上で同社は2021年夏期シーズンのクルーズ計画を発表した。21年夏期スケジュールでは、既存の17隻の客船に加え「MSCビルトゥォーザ」「MSCシーショア」の2隻の新造船が就航。3〜4日のショートクルーズから14泊のロングクルーズまで多種多様な選択肢を用意する。一例としては主力コースの地中海クルーズでは新造船のMSCシーショアが2021年8月1日にデビュー。ジェノバ、ポンペイ、メッシーナ、バレッタ、バルセロナ、マルセイユに寄港するクルーズを実施する。