2020.04.10

ウイングトラベル

アフリカから在留邦人、渡航者が帰国へ

大使館、現地旅行会社、日本人会が手配

 新型コロナウイルス感染症が世界的に流行する中で、比較的感染者数の少なかったアフリカ諸国も感染者が増え、出入国禁止、国境封鎖、運航便停止など措置を発出している。これに伴い、各国大使館によると、アフリカ諸国に滞在する在留邦人、渡航者に対して日本への帰国を促す動きが活発化している。
 ケニアでは、4月18日のナイロビ発成田空港行き(経由地及び時間未定)のチャーター便を運航することで調整が行われている。既に搭乗希望者の登録が始まっており、出国準備が進んでいる。
 エジプトでは、カイロ日本人会が日本大使館の支援を受けて、4月16日にエア・カイロのカイロ−ロンドン(ヒースロー)行の臨時便を手配し、ANAとJALのロンドン−東京(羽田)行きの座席をエジプト日本大使館の協力で仮確保した。
 ガーナでは4月18日に現地の旅行会社ヨシケントラベルがエチオピア航空と契約するアクラ発の特別便でアディス・アベバへ向かい、エチオピア航空機へ乗り継ぐ便を用意することをガーナ日本大使館が伝えた。
 マラウイでは、マラウイ日本大使館が4月18日のエチオピア航空のアジスアベバ発の成田直行便に搭乗できるように、18日朝出発見込みのチャーター便(67席)手配を交渉中。チャーター便でルサカへ行き、ルサカから現在運航中のアジスアベバ線に乗り、エチオピア航空の成田線に乗り継いで帰国する計画。
 マダガスカルでは日本大使館によると、日系旅行会社のアリックス社が、4月14日発のアンタナナリボ発アジスアベバ行きのエチオピア航空チャーター便を手配し、それに搭乗してアジスアベバから同航空の日本直行便で帰国する準備を進めている。
 テドロスWHO事務局長は3月30日に、アフリカをはじめとする低中所得国に特別な注意を払う必要があるとして、「とくに、アフリカは医療体制が脆弱な国が多く、今後、新型コロナウイルス感染症が急速に拡大する可能性も否定できない」と発言した。
 これを受けて、アフリカでは48カ国が国境閉鎖、外出禁止令、航空便の運航停止など、国外への移動が困難な状況になっている。

 

 アジアもインド、ネパールから臨時便運航

 アフリカ以外でも日本への帰国希望者のための航空機の手配が各国で行われている。インドでは、ANAがムンバイ発の臨時便を4月11日、13日、15日に運航を計画。多くの日本人が予約を入れているという。日本領事館では、臨時便は、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、帰国を希望する日本人のためにインド政府当局の特別な許可に基づき運航されるもの。通常の定期商用運航とは異なり、複数の重複予約、予約確定後のキャンセルなどをしないように理解を求めている。
 ネパールでは日本大使館によると、現地旅行会社が手配したネパール航空による日本行きチャーター便が4月10日午後8時にトリブバン空港を出発し、11時午前6時に成田に到着予定。出発時間が3時間早まったことで、ロックダウン中の空港へのバスの運行に乗り遅れないように帰国予定者に注意を促している。

 

※写真=ケニア (Photo by Dan Sudermann)